さまざまな漢方薬の効果や、その元となっている生薬について学んでみましょう。
風邪のひきはじめで、寒気や肩こりがある場合に用いられます。
汗が出ず、強い寒気と体の節々の痛みがある風邪の初期に使われます。
風邪が長引き、熱が出たり下がったり、吐き気がある場合に用いられます。
胃腸が弱く、食欲がなく、疲れやすい人のための漢方薬です。
冷え性で疲れやすく、貧血気味の女性の月経トラブルなどに使われます。
血の巡りを良くして、のぼせや足の冷え、月経痛などを改善します。
体力がなく、精神的なストレスからくる様々な不調(イライラ、のぼせなど)に使われます。
子どもの虚弱体質を改善し、疲れやすさ、腹痛、夜泣きなどに用いられます。
体内の水分バランスを整え、むくみ、めまい、二日酔いなどに効果があります。
気道を潤し、痰の切れにくい乾いた咳や、のどの乾燥感に用いられます。
お腹が冷えて痛み、ガスがたまりやすい人の腹部膨満感を改善します。
胃腸の働きを整えて元気を補い、疲れやすさや食欲不振を改善します。
手術や病後で消耗した気力・体力を補い、貧血や手足の冷えも改善します。
お腹に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の肥満症やむくみに用いられます。
神経の高ぶりを鎮め、イライラや不眠、子どもの夜泣きなどに効果があります。
風邪の初期症状に加え、特に鼻づまりや蓄膿症などの鼻症状が強い場合に用いられます。
不安やストレスによる喉のつかえ感(ヒステリー球)や、気分の落ち込みを改善します。
高齢者の体力低下に伴う、頻尿、かすみ目、腰痛、しびれなどを改善します。
こむら返りなど、急激に起こる筋肉のけいれんや痛みを速やかに和らげます。
顔を赤くして激しく咳き込むような、熱を伴う気管支ぜんそくなどに用いられます。
体力がなく、冷えによる胃痛や腹痛がある場合に用いられます。神経性胃炎にも。
胃腸が弱く、食欲不振で疲れやすい人の元気を補う基本的な漢方薬です。
高齢者など、皮膚が乾燥してカサカサし、かゆみが強い場合に用いられます。
のぼせやイライラがあり、体の熱や炎症による鼻血、不眠、皮膚炎などに用いられます。
体力がなく神経過敏な人の、精神不安や不眠、子どもの夜泣きなどを改善します。
高齢者の腰痛、足のしびれ、むくみ、排尿困難などを改善します。
化膿性の皮膚炎やじんましん、水虫など、かゆみを伴う皮膚症状に用いられます。
冷えや湿気が原因の腰痛、神経痛、月経痛、胃腸炎などに広く用いられます。
下腹部の炎症や熱感、排尿時の痛み、おりものなどの症状を改善します。
体格が良く、ストレスが多く、便秘がちな人の肝機能障害や胆石症、肥満症に用いられます。
薄い水様の鼻水や痰、くしゃみ、鼻づまりなど、アレルギー性鼻炎や花粉症によく用いられます。